10月19日付Top20

最初の週なので、ほとんど全曲書かないといけないと思うので、長くなると思います。

1位:KICK BACK/米津玄師(楽曲:100位圏外 個人別:4位)

 初登場1位。彼の曲が初登場で1位になるのは珍しい気がします。テレビ東京系アニメ「チェンソーマン」主題歌。同じテレビ東京系アニメでは「SPY×FAMILY」も社会現象的なヒットを記録しており、テレビ東京系の放送地域では笑いが止まらないところだと思われます。今回、KingGnuの常田氏と共同でアレンジした中に、モーニング娘。の21年前の楽曲「そうだ!We’re ALIVE」の中の一節「努力 未来 a beautiful Star」の部分をサンプリングして入れたいという申し入れを、つんく♂氏が快諾して実現したものだそうです。米津玄師氏の推しメンが誰か聞いてみたいものです。

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2位:SuperCali/JO1(楽曲:100位圏外 個人別:33位)

 普段なら1位でもおかしくない点数なのですが、米津玄師に阻まれました。韓国のオーディション番組で結成された和製K-POPアイドル的な立ち位置のグループ。ということはファンダムがいます。ファンダムというのは、自分の推しがチャートを上昇するために、楽曲の再生回数やMVの再生回数を、普通ではありえないほど稼ごうとする人たちのことで、一昔前の、AKB系列で握手券の欲しさにCDを段ボールひと箱分買ってしまうような、そんな人たちと同じような認識をしています。この過剰な数字がこの結果に表れているかどうか、1位との差が僅差なので判断が難しいところです。ちなみにこのタイトルの「SuperCali」は、映画「メリーポピンズ」に出てくるフレーズの一部だと思われます。

 

3位:Subtitle/Official髭男dism(楽曲:100位圏外 個人別:1位)

 初登場3位。川口春奈主演のフジテレビ系ドラマ「Silent」主題歌。このドラマ評判がいいのですが、基本的に私は連続ドラマを見ない人なので(今見ているのは大河ドラマだけ)よくわかりません。しかし、川口春奈といえば前作があの「ちむどんどん」だったわけで、そこをひきずらなくてよかったというのと、なんで彼女の出身地・五島列島が舞台の今作の朝ドラ「舞い上がれ」に(今のところ)出ないのか、事務所の戦略ミスではという気がしないでもないです。どうでもいいですが。ところで、楽曲としては素晴らしいの一言。藤原氏は若手では断トツのメロディーメーカーだということがよくわかる1曲です。もしかしたら「Pretender」とならぶ彼らの代表曲になるかもしれません。

 

4位:grace/藤井風 (楽曲:100位圏外 個人別:26位)

 初登場4位。米津玄師、ヒゲダンなどの人気者と競合する形となりましたが、初登場4位は立派なものです。私はたまたまYouTubeでこの楽曲を知ったのですが、初めて聴いて泣きそうになりました。そしてそれが世間にも知れ渡って、とてもよかったと思います。しかしもっと知ってほしいと思います。ちなみにオールインドロケと思われるこの曲のMVの雰囲気が彼に似合いすぎているのですが、このご時世オールインドロケとかできたのでしょうか。まさかコロナ前というわけでもないでしょうし、逆にあのビデオを国内で撮っていたらそれはそれですごいのですが。

 

5位:新時代/ado (楽曲:33位 個人別:8位)

8位:私は最強/ado(楽曲:55位)

15位:ウタカタララバイ(楽曲:69位)

16位:逆光/ado(楽曲:63位)

 上の4曲が今週入ってくるまで、我が世の春を謳歌していたadoさんですが、少しずつ落ちてきています。しかしまだワンピース関連で4曲ランクインしています。曲ごとに歌い方も違うし、なかなか稀有な才能を持った人だと思います。もう「うっせえわ」の一発屋とは言わせません。(多分言っている人はいないと思います。)獲得した点数でいうと、今年最も大きいのは彼女ではないかと思うのですが、それが目に見える形で評価されることはあるのでしょうか。まぁビジュアルを見せない方向でやっているので、なかなか難しいとは思いますが。個人的には背はそれほど高くなく、髪はショートカットなのではないかと想像しています。

 

6位:祝福/YOASOBI (楽曲:100位圏外 個人別:2位)

 3週目のランクイン。最近ちょっとパッとしていなかったので、ちょっと安心しました。YOASOBIの傾向は、ランクイン曲はそれなりにあるものの、「夜に駆ける」「群青」「怪物」の3曲とそれ以外の曲の差が点数的に大きいので、この曲が新たな柱になればいいのですが。いつも通り早口です。そしてギター多めです。ちなみに「機動戦士ガンダム」の主題歌です。まだやってたのですね。と言ったら壮大に怒られると思いますが。

 

7位:overdose/なとり(楽曲:100位圏外 個人別:100位圏外)

 「なとり」って何?おつまみの会社?と思ったそこのあなた。たしかにWikipediaで「なとり」の項にはおつまみの会社のことしか書いてありません。しかし昨年音楽活動を始めたという19歳のシンガーソングライターだそうです。最近トレンドの顔出しなしで、おもにTikTokで活動しているんだそうです。TikTokがヒットの源だという人が増えてきましたが、おじさんには全然わかりません。しかし、楽曲的にはなかなかかっこいいと思いました。しかし、タイトルがoverdose(薬物過剰摂取)って…今の若い世代にはあまり抵抗がないんでしょうかね。いつか、なとり(歌手)の項目ができる前に、本当にoverdoseして音楽活動に支障が出ないといいのですが。

 

9位:W/X/Y /TANI YUUKI(楽曲:29位 個人別:26位)

14位:もう一度/TANI YUUKI(楽曲:100位圏外)

 W/X/Yは今週で40週目のランクイン。40週経ってもまだベスト10入りするというしぶとさを見せています。曲としてはさわやかなポップソングといったところでしょうか。彼は他にも楽曲をリリースしているのですが、ビルボードではこの曲が圧倒的な人気を得ています。そこで彼が出した曲が「もう一度」ですが、聞いてみたらまさに「もう一度」でした。もし他の人が出していたら確実に訴えられるレベルです。それでもある程度売れてしまうというのがなんとも…という感じです。(実際は「もう一度」の方が「W/X/Y」よりも先に作っていたそうですが…)今後はいかに「W/X/Y」の壁を越えていくかが課題となりそうです。

 

10位:宇宙ドライブ/超特急(楽曲:100位圏外 個人別:86位)

 超特急はスターダスト所属の男性ダンスボーカルグループ。ということでMステには出られない人たちです(多分)。個人的には男性グループのメンバーは全員同じ顔に見える病気に罹患しているのですが、スターダストの系列は彼らぐらいなのでまだ分かります。(DISH//はバンドという認識)あとはジャニーズとLDHと韓国勢ですが、それぞれの所属はなんとなくわかります。ジャニーズはベテラン勢は分かりますが、若手は分かりません。そんなところです。今後の参考になればと思います。

 

11位:ミックスナッツ/Official髭男dism(楽曲:26位)

 ヒゲダンは今週「subtitle」が初登場しましたが、これはその前の曲です。もう登場27週目。ロングヒットを続けています。この前の曲「Cry Baby」もヒットしたので、今年はヒットに恵まれています。去年はそれほどでもなかったんですけどね。そして去年はスケジュールの都合(年明け早々にツアーが始まる)で辞退したといわれる紅白(をはじめとする年末の音楽特番)に、今年は出られるのか。歌うとしたら何を歌うのか、悩むところだと思います。

 

12位:Souvenir/BUMP OF CHICKEN(楽曲:100位圏外 個人別:43位)

 BUMP OF CHICKENに最近復活の兆しがあります。「天体観測」世代としてはうれしいことです。ちゃんと当時の彼ららしさをのこしつつも、今回は「SPY×FAMILY」の主題歌ということで、若者世代もがっちりとつかんでいます。しかし「SPY×FAMILY」の主題歌って売れるんですね。前期がヒゲダン(ミックスナッツ)と星野源、今期がこの曲とyama(後述)ということで、次期の主題歌の座を狙って色んなところからオファーがあるとは思います。しかしアニメと合っていなかったら元も子もないわけで。そしてそういうのに最近のリスナーは敏感なので、慎重に決めていただければと思います。

 

13位:CHAINSOW BLOOD/Vaundy(楽曲:100位圏外 個人別:100位)

  Vaundyさんは天才大学生といわれています。たしかにそういうところはあると思います。しかし個人的にはハマる曲とハマらない曲の差が激しい人です。車のCMの曲とか、代表曲みたいになっている「踊り子」とか、楽曲提供したAimer×milet×幾田りらの「おもかげ」などはハマりましが、この曲はごめんなさいという感じです。まぁでもそれは人それぞれだと思うので。才能のある人だとは思います。

 

17位:ダンスホール/Mrs.Green Apple(楽曲:68位 個人別:53位)

 Mrs.Green Appleって活動休止宣言してなかったっけ?と思ったら、2020年に活動休止して、2022年に事務所を独立して活動再開しているんですね。この曲も、21週目のランクインということで、もうロングヒットの部類に入るのではないでしょうか。地味だけど、どこかで聞いたことがある、そんな曲が多いような気がします。

 

18位:シンデレラボーイ/Saucy Dog(楽曲:30位 個人別:30位)

 Saucy Dogは2013年結成の3ピースバンド。この曲は昨年発売された5枚目のミニアルバムの中の1曲で、シングルでもなかった曲のようですが、ビルボードではこの曲だけが1年以上ランクインし続けています。しかも2022年上半期のカラオケランキングで、優里の「ドライフラワー」につぐ2位なんだそうです。どこでどうなるかわからないものですね。あとDTMとかでやる曲が多い中、普通のバンドがこれだけロングヒットを飛ばせるのは、バンドをやっている人たちにとっても励みになるのではないでしょうか。

 

19位:Habit/SEKAI NO OWARI(楽曲:39位 個人:22位)

 セカオワといえば「スターライトパレード」という世代なので、毛色の違うこの曲には戸惑うこともあるのですが、結果としてロングヒット(25週目)しているのでよかったのかもしれません。これからもこの路線で続けていくのか、元の路線に戻るのか(これから冬にもなりますし)分かりませんが、元の路線の方がone and onlyなのでその方がいいような気がします。まぁいつまでもあの路線でやってられないという気持ちはわかるのですが。

 

20位:色彩/yama(楽曲:100位圏外 個人:54位)

 yamaさん、「春を告げる」のころから声がいいなぁとか楽曲がいいなぁとか思っているのですが、ヒットが約束された「SPY×Family」のエンディングテーマになって、活動の方も順調なようで何よりです。時々テレビに出るのですが、目隠しをしているので、歩くときとかにちゃんと前が見えているのか心配になります。無理してテレビに出なくてもいい気がするのですが、テレビマンにいろいろ言いくるめられているのでしょうか。